革製品の魅力はやはり、使う人とともに革が経年変化(エイジング)すること。
当記事では、仕事カバンで使っている万双「ブライドル天ファスナー」が購入から6ヶ月でどのように変化したのか、を紹介しています。
今まではクリームを使ったお手入れはしてきませんでしたが、今回初めて「コロニル 1909 シュプリームデラックス」を使いました。
お手入れ前と後で見た目の違いがはっきりとわかりますので、もし購入を検討されている方は参考にしていただければ嬉しいです。
お手入れ前と後の写真
6ヶ月の使用で、少々表面の革にかさつきが気になるようになってきました。
雨に降られたことはありませんでしたが、ほぼ毎日使用しています。通勤は電車、仕事中は車での移動です。
では、コロニルによるお手入れ前とお手入れ後の写真を掲載します。
使用前は一部にかさつきが見られる
全体的に傷も少なく綺麗ですが、一部にかさつきが見られるようになりました。
側面部分と底面部分は手で触れることがほぼないため、購入当時とさほど変わりがありません。
色も薄いネイビーを保っています。
使用後は馬毛ブラシで毎日磨いていますが、いまだに表面にはうっすらとロウが残っています。
底面のコバ部分ですが、地面に置かないように気をつけているせいか、目立った傷は見られません。コバ自体が厚く丈夫であり、劣化はしていません。
お手入れには「コロニル1909 シュプリームデラックス」を使用
私が使っている革財布ブランド「WILDSWANS」も推奨しているクリーム「コロニル 1909 シュプリームデラックス」をお手入れに使いました。
革製品全般に使用可能です。
色は、無色(カラーレス)を使用しました。
ぷるっとして感触で、布につけて伸ばすか指で直接塗っても良いです。
塗布後は色が濃くなった
クリームをつけては布で磨き、つけては布で磨き…、の繰り返しです。
その後、馬毛ブラシで磨いたところ、簡単に艶が出ました。
コロニルの使い心地ですが、とても浸透力が高く塗りむらができにくいです。
やはり有名で多くの人に使われているだけありますね。安心して他の革製品のお手入れにも使えます。
1つ持っているとお手入れが楽かもしれませんね。
お手入れ後の写真です。
色が濃くなったことがお分かりになるでしょうか?
アップにするとわかりやすいかもしれませんね。
↓こちらは塗布後
色が濃くなったおかげで、より落ち着いた印象になりました。
↓こちらが塗布前(参考のため、購入直後と3ヶ月後の写真です)
側面と底面は、塗布前とは全く違う色に変化しました。
表面のロウは全く残らず、他の面と同じ濃いネイビーとなりました。
持ち手部分ですが、持つとき手が触れる部分は色がより濃くなっています。
他のメーカーは芯に金属を使用し外側を革で巻いていることが多いのですが、金属の場合だと外側に巻いている革が金属に負けて破けたりすることがあります。
万双では芯に革を使用しているため、持ちやすいだけでなく金属のように外側の革が負けることがないため長く使えます。
お手入れ後はより深い色になった
当記事では、主にお手入れによる色の変化をお伝えしました。
「どのように色が変化したか」が少しでも伝わったでしょうか?
今回のお手入れでさらに愛着が湧きました。
購入当初のような表面にロウが残った色味も好みでしたが、クリームを塗った後の濃くて艶が出ている見た目もかっこいいです。
半年経った今でも革の匂いが残っており、いまだに新品を使っているような気持ちになります。
加えて、今回写真を撮ったりカバンを磨いたりしてみて、改めて万双の革質の良さがわかりました。
カバンをはじめ万双の革製品の購入を検討している方は、ぜひご自身の手で体感していただきたいです。おすすめします。
また、今回のお手入れに使った「コロニル 1909 シュプリームデラックス」は、ブライドルレザーに使用しても問題ありませんでした。
まだコロニルを持っていない方は、1つあると革製品全般に使えるので便利なクリームだと思います。
以上
↓使い始めて1年が経過しました。こちらの記事も合わせてご覧ください。
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