使い込むほどに味わいが増していく革製品
ビジネスでもプライベートでも、一つのものに愛着を持って長年愛用する人は素敵だと思います。
革製品には持つ人の個性が現れます。
当記事では、革製品好きの筆者が伝えたい、天然皮革で作られた革製品が持つ魅力4つをご紹介します。
革製品の魅力
革製品の魅力はこの4つ。
- 経年変化(エイジング)する
- 耐久性があり長く愛用できる
- お手入れが趣味になる
- 1つ1つ違う表情になる
経年変化(エイジング)する
1番の魅力は、使い続けると革が独特の味わいを生み出す「経年変化(エイジング)」です。
多くは色合いが変化していきます。
だんだんと濃く、艶が出るものが多いです。年数を経るごとに、色の変化を楽しむことができます。
新品の時とは違った風合いを持つのです。
そして、感触の変化。
使い始めは固い革だったものが、使っているうちにだんだんと柔らかくなります。
そして、柔らかくなった革は持つ人にとって使いやすくなっているはずです。
経年変化(エイジング)を楽しみたい人は、「植物タンニンなめし」で鞣された革の購入をお勧めします。
他にも「クロムなめし」の革もありますが、「植物タンニンなめし」の方が、加工に手間と時間がかかる代わりに、負担が少なく原皮が痛みにくい特徴があります。
タンニンが時間の経過とともに科学変化をするため、経年変化(エイジング)を楽しめるのです。
耐久性があり長く愛用できる
革は丈夫で長く使えます。
靴、ベルト、服や小物を始め、革は多くのものに使われており、布と比べて繊維が丈夫で耐久性があります。
その耐久性を活かし、お気に入りのものをお手入れしながら長く愛用できるのは大きな魅力です。
安価で購入のハードルが低い合皮製のものも数多く販売されていますが、合皮は長期間の使用に耐えられるようには作られていません。
合皮は使い捨てという感覚の反面、天然の革が使われている製品はお手入れをしながら長く使える点が魅力と言えます。
お手入れが趣味になる
革製品を持つと、革をお手入れする習慣も身に付きます。
革には適度な水分と油分の補給が必要です。
また、綺麗な見た目で長く使うためには、汚れを落としたりするケアも必要になります。
私も含めて革製品を大事に使う人は、この革のお手入れを楽しんでいると思います。
「お手入れが面倒…。」と感じる人がいるかも知れません。
ですが、綺麗になった革製品を見ると気持ちが良いですし、何となく心に余裕も生まれます。
そして、「まだまだ使い続けたい」という気持ちになります。
↓お手入れについて、こちらの記事にまとめていますので、宜しければご覧ください。
1つ1つ違う表情になる
経年変化(エイジング)をした革は、他に2つと無い自分だけの表情を持ちます。
革は使う人によって様々に変化します。
革には1つ1つ個体差があり、手に取る時点で革の質感や色合い、手触りなどが微妙に異なっています。
使い方や時間の経過とともに個性が生まれるので、世界でたった1つのアイテムになります。
ビジネスにおいて、革靴やベルト、名刺入れなど、革が使われている製品は多くあります。
上質なものをお手入れをしながら長く使うと、相手に与える印象が違ってきます。
知っておくと良いこと
革製品を長く愛用する上で知っておいた方が良い3つのことをお伝えします。
- 水に弱い
- お手入れが不可欠
- 高価
水に弱い
革は多くの方がイメージされる通り、水に弱いです。
ものによっては、革の表面が水膨れのようになってしまうものもあります。
また、梅雨の時期や保管に気をつけないと、カビが生えてしまうことも。
使う機会の多い革製品は問題ないですが、ずっとしまったままにする際は注意しましょう。
雨の日の使用は極力避けるか、防水スプレーを使用したり、万が一雨に濡れたら早めに拭き取るようにすれば、革への痛みも少なく済んで長持ちします。
ちなみに、色の濃い革の方が、万が一雨に濡れてもシミが目立ちにくいです。
お手入れが不可欠
革製品を長く使うにはお手入れが不可欠になります。
お手入れをする習慣が無い方にとっては、手入れをすることが面倒に感じるかも知れません。
洋服でもブラシをかけたり洗濯をしたり、クリーニングに出したりするように、革には定期的な水分と油分の補給が必要です。
最初は半ば義務のように感じるかも知れませんが、次第に革製品を使っていくうちに愛着を感じ、お手入れも自然とできるようになると思います。
高価
天然皮革の革製品は、合成皮革や布が使われたものと比較して高価なものが多いです。
革は動物から採取し、その「皮」を鞣し等の多くの工程を経て「革」に加工しています。
中には貴重な動物の皮が使われているものもあります。そのため、価格が上がってしまいます。
ですが、多くの革の魅力を楽しむことができ、かつ長く大事に使うことができるため、費用対効果はとても優れた素材であると思います。
お手入れや経年変化を楽しみながら長く愛用できるのが魅力
当記事では革製品が好きな私が思う革製品の魅力をお伝えしました。
革製品の魅力をまとめます。
- 経年変化(エイジング)する
- 耐久性があり長く愛用できる
- お手入れが趣味になる
- 1つ1つ違う表情になる
まずは1つ、革製品を手にとってみることをおすすめします。
経年変化(エイジング)を楽しみたい人は、「植物タンニンなめし」で作られた革製品の購入をおすすめします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
少しでも参考になったのであれば嬉しいです。
以上
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