「スチームアイロン」と「衣類スチーマー」があるけど、自分に合うのはどっちだろう…。
アイロンって、どちらを選べば良いか悩みますよね。
そして、アイロン掛けのイメージってすごく面倒そう。
でも、目的に合ったものを選ぶとすごく楽になります。
当記事では、「スチームアイロン」と「衣類スチーマー」どちらも使っている視点から、選び方をご案内します。
どちらを購入するか悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです。
選び方:「何を優先するか」「生活スタイル」
選び方は、「何を優先するか」と「生活スタイル」の2つ。
それぞれ得意分野があり、その特徴を理解するとどちらが自分に合うのかがわかります。
スチームアイロンを選ぶべき人
まず「スチームアイロン」を選ぶべき人は、こちら。
- ワイシャツをパリッと仕上げたい
- スラックスの折り目をつけたい
- 「休日にまとめて」一度にかける枚数が多い(5枚程度)
- アイロン掛けが面倒に感じない
「スチームアイロン」は、高温の熱と本体の重みを利用して、しっかりシワを伸ばすことが得意です。
アイロンの目的であるシワ伸ばしが1番大事な人向けですね。
ワイシャツをパリッと仕上げたい
「スチームアイロン」の良さを1番体感できるのがワイシャツです。
アイロンの重みと高温の熱を利用して、ワイシャツをパリッと仕上げたい人は「スチームアイロン」を選ぶべき。
もしアイロンの仕上がりを期待して「衣類スチーマー」を使うと、仕上がりで物足りないため結局アイロンでやり直す羽目になります。
スラックスの折り目をつけたい
スラックスの折り目をつけるのも「スチームアイロン」の役割です。
折り目をつけるには本体の重みを利用してプレスする必要があり、「衣類スチーマー」だと当てられる面積が小さいことが多く、アイロンの方が効率的です。
また、「スチームアイロン」の方が高温に設定できるため、折り目をつけるならこちらですね。
「休日にまとめて」一度にかける枚数が多い(5枚程度)
仕事で着るワイシャツを休日に一気にアイロン掛けをしたい人は「スチームアイロン」の方が楽です。
高温で一気にアイロン掛けできるので効率的ですし、断然パリッと仕上がります。
また、枚数が多い場合は「衣類スチーマー」を持ち上げて作業するより、アイロン台を出して「スチームアイロン」でプレスした方が腕が楽だと思います。
アイロン掛けが面倒に感じない
毎回アイロン台を出してのアイロン掛けが苦にならない人には「スチームアイロン」をおすすめします。
あとは、「衣類スチーマー」の手軽さを取るか、「スチームアイロン」のしっかりとした仕上がりを取るかになります。
衣類スチーマーを選ぶべき人
反対に「衣類スチーマー」を選んだ方が良いのはこんな人。
- 手軽に短時間で使える
- おしゃれ着をふんわり仕上げたい
- 一度にかける枚数が少ない(1〜3枚程度)
- 脱臭・除菌をしたい
- アイロン台を出したくない
「衣類スチーマー」は、蒸気によって繊維をほどきシワを伸ばす仕組みです。
頑固なシワは苦手なため、シワ伸ばしより他の得意分野にメリットを感じる人に向いています。
手軽に短時間で使える
本体が軽くて取り回しが良く、すぐに熱くなるため手軽に使えるのが1番のメリット。
ハンガーにかけたまま使えるため、アイロン台も必要ありません。
こんな時に役立ちます。
- 服の一部分のシワが気になったとき
- シャツのシワを少しだけ取りたい
「スチームアイロン」を出すまででもないけどアイロンを使いたい時に役に立ちます。
ワイシャツ、ネクタイ、スーツなど、朝出掛ける前シワが気になる時にサッと取り出せて、ハンガーにかけたまま使えるのですごく重宝します。
おしゃれ着をふんわり仕上げたい
女性向けになりますが、フリルやスカートなどふんわり仕上げたい服には蒸気の熱で仕上げる「衣類スチーマー」が向いています。
また、アイロン掛けが難しい「帽子」なども「衣類スチーマー」であれば蒸気を使ってのお手入れができますね。
一度にかける枚数が少ない(1〜3枚程度)
1度に掛ける枚数が3枚以内くらいなら、「衣類スチーマー」だけでも何とかなります。
熱と本体の重みを利用してアイロン掛けができる「スチームアイロン」と比べると仕上がりのパリッと感は劣ります。
ですが、少ない枚数のためにわざわざアイロン台を出してきて、アイロンが温まるのを待つのも面倒です。
こんな方は、他にも使い道のある「衣類スチーマー」を検討してみるのも良いかもしれません。
脱臭・除菌をしたい
「衣類スチーマー」は、アイロンよりもスチームを放出する機能が優れているので、洋服の脱臭や除菌に向いています。
汗やタバコの臭い・食べ物の臭いなど、クリーニングに出すしかなかった服も、「衣類スチーマー」を使えばお手入れが可能です。
服の臭いケアが自宅で気軽にできるのはすごく大きなメリットですね。
アイロン台を出したくない
「衣類スチーマー」はハンガーにかけたまま使用可能なため、アイロン台が不要です。
また、収納スペースの都合でアイロン台を諦めなければならない人は、「衣類スチーマー」であればアイロン台が要らないこちらがおすすめ。
単純に「アイロン台を出すのが面倒」に感じる人にもこちらがおすすめですね。
それぞれのおすすめ機種
「スチームアイロン」と「衣類スチーマー」はそれぞれ得意分野が違います。
選び方を1つお示しすると、アイロンの「かけ面」のコーティングの違いで価格が変わってきます。
かけ面素材の違いについて
「かけ面」は大きく分けて4つに分けられます。
フッ素 < チタン < セラミック < 独自素材
の順に価格が上がります。
独自素材は、各社それぞれ異なります。例えば、「ティファール」の場合、「エナメルコーティング(2層)」だったりします。
価格が上がれば、滑りが良くなりアイロン掛けが楽になります。
「スチームアイロン」のおすすめ機種
「スチームアイロン」は、重すぎずしっかりプレスするには1kg前後のものを選ぶのがおすすめです。
もし私が今買うなら、こちらの「ティファール アルティメット」ですね。
重さが1.7kgと重いので男性向けですが、重い分しっかりプレスできます。
スチーム量が多くシワ伸ばしも期待できます。
「衣類スチーマー」のおすすめ機種
私も使っていますが、おすすめはPanasonicの衣類スチーマー「NI-FS750」です。
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重量は「740g」とそこまで重くないです。
水の補充口は小さめですが、しっかりゴム栓があるため水は漏れません。
立ち上がりが早く、温まるまでに体感で20秒〜30秒くらいです。
どんな向きで使ってもスチームが出ます。
綾瀬はるかさんのCMでお馴染み。
アイロン面は「セラミックコート」のため、滑りは良いです。
仕事で着るワイシャツのアイロン掛けを忘れた時や、シワが伸ばしきれていなかった時などにサッと使えて便利です。
実際、CMほどシワは取れませんが、服の素材によってはシワが綺麗に取れます。
綿100%のワイシャツを綺麗にしようとするとかなり骨が折れます。
その時は素直にアイロン台を出して「スチームアイロン」を使っています。
まとめ
「スチームアイロン」と「衣類スチーマー」のそれぞれの得意分野をまとめました。
当記事をまとめます。
「スチームアイロン」が向いている人
- ワイシャツをパリッと仕上げたい
- スラックスの折り目をつけたい
- 「休日にまとめて」など一度にかける枚数が多い(5枚程度)
- アイロン掛けが面倒に感じない
「衣類スチーマー」が向いている人
- 手軽に短時間で使える
- おしゃれ着をふんわり仕上げたい
- 一度にかける枚数が少ない(1〜3枚程度)
- 脱臭・除菌をしたい
- アイロン台を出したくない
場面に応じて使い分けるのであれば、どちらも必要かもしれませんね。
新しく購入を検討している方にとって、どちらがあなたに合うのか少しでも参考になったのであれば嬉しいです。
以上
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