- 見た目がおしゃれな多機能ペンを探している。
- 個性は出したいけど、派手過ぎないペンがいい。
- スリムで軽い多機能ペンを探している。
そんなあなたには、ロメオNo.4の多機能ペンが合うかもしれません。
2022年9月に購入してから1年が経過した今、改めてロメオNo.4の魅力をお伝えしていきます。
1年が経過してもなお、デザインと使い勝手の良さからお気に入りの1本。
キャップからペン先まで黒一色のスタイリッシュなデザインとクロコ型押しのグリップでさりげない個性を演出できます。
私は購入までに色々な多機能ペンを比較しましたが、ここまで細身でスタイリッシュなペンは他に見つかりませんでした。
購入を考えている方や、スリムでカッコいい多機能ペンをお探しの方の参考になれば嬉しいです。
【レビュー】こだわりがある人向け。魅力を感じるなら買い。
クロコ型押しの牛革グリップが所有欲を満たしてくれて、何より見た目がかっこいい。
正直な感想としては、
「細身で黒一色のクロコ型押しグリップがかっこいい、デザイン重視の多機能ペン」
5,500円という価格は、使うものにこだわりがある人向けの少し高めな値段設定です。
値段から万人におすすめではありません。
ちょっと良いものを使いたい気持ちがあって、スリムでおしゃれな多機能ペンをお探しの方に試してみてほしい逸品です。
化粧箱:黒一色の落ち着いた箱でプレゼントにも◎
中央にロゴのみというシンプルな化粧箱。
黒一色で大人の文房具といった佇まいで、ブランドイメージにぴったりな箱です。
蓋を開けるとペンが動かないようにスポンジできちんと収められています。
内容物はペンと説明書のみとなっています。
洗練された化粧箱に入っているので、パートナーやお世話になった方へのプレゼントにもおすすめできます。
クロコ型押しレザーグリップ:派手過ぎず黒一色で高級感と統一感あり
まず目を惹くのは、グリップの革がクロコ型押しになっているところ。
ペン全体が黒一色の配色であるため、グリップのクロコ柄が目立ちすぎることはありません。
中央にはロメオのブランドロゴ。
色はシルバーで黒一色のペンのアクセントになっています。
グリップにはヘビーレタンの革を使用しています。
ヘビーレタンとは、革本来の質感を楽しめる植物性タンニンなめしと、耐熱性・柔軟性のある革になるクロムなめしの両方で仕上げられた革です。
使っていくと経年変化で艶が増していくようです。
主観ですがカーボングリップと比べると、革グリップの方が柔らかくて握りやすく感じます。
ただ、夏場で手汗をかきやすい人は革のグリップだと少し滑るかもしれません。
↓動画撮影しました。
ノック部分:振り子式で「3色+シャーペン」の割にスリムで軽い
ロメオNo.4の特徴として、非常にスリムで軽いという点が挙げられます。
軽さとスリムな形状の両立が可能なのは、ペン内部の機構に「振り子式」を採用しているからです。
色の表記は、目立たないように刻印されています。
文字の脇のシルバーの楕円形のマークがありますが、赤と青2色においても同じシルバーで統一されており、このマークで色の判別はできません。
慣れてくると色の表示を見ずにクリップの位置で色がわかるようになります。
下の写真はクリップから右に1つ目の「BLACK」を出そうとしているところ。
黒は最も使う色なので、おそらく誰もが一番最初に覚えることになる場所だと思います。
ペン先に色の印があり、ペン先を見れば今何色が出ているかわかるので安心です。
赤を使う時は、「黒の1つ右」と覚えています。
黒と同じくペン先に色が付いているので、出した瞬間に赤であることがわかります。
ペン先のガタつきはあまりありません。
多機能ペンはガタつきが気になるものも多いですが、ガタつきが少ないのでしっかりと作り込まれている印象です。
グリップとボディ部分のつなぎ目ですが、金属が使われています。
繋ぎ目がプラスチックだと強度や耐久性が心配ですが、金属を採用しており長期間の使用にも耐えられそうです。
何より金属や革のグリップを採用している多機能ペンにも関わらずものすごく軽いのは驚きです。
替芯(リフィル):ジェットストリームより「D1規格」のアクロインキがおすすめ
中には「D1規格」の芯が入っています。
受け部分は金色で、見えない部分にも高級感を感じます。
「D1規格」はジェットストリームやアクロインキ、ビクーニャなどが有名で、非常に滑らかで人気があります。
純正インクの感想ですが、ジェットストリームやアクロインキと比べると滑らかさで劣っていると感じます。
そのため、お好みの「D1規格」の替え芯に変えることをおすすめします。
私はアクロインキの「BRFS-10F」を使っています。
よく使う黒と赤はアクロインキに変更し、あまり使わない青は純正のまま使っています。
アクロインキは「0.5・0.7・1.0」と3つから好みの太さを選べる点も優秀。
太さ | 名称 | カラー展開 |
0.5 | BRFS -10EF | 黒・赤・青 |
0.7 | BRFS-10F | 黒・赤・青・緑 |
1.0 | BRFS-10M | 黒 |
より細字の「0.5」が好きなら「BRFS -10EF」を選べばOKです。
「0.7」は「黒・赤・青・緑」の4色展開、「0.5」は「黒・赤・青」の3色展開となっています。
↓細字の「0.5」がお好みの方はこちら。
気になったところは3つ
使ってみて気になった点もあります。
- カシャカシャ音がする
- クリップ部分が固い
- 純正リフィルは書き味が良くない
1つずつ感じたことをお伝えします。
カシャカシャ音がする
まずペン内部に振り子式を採用しているため、動かす度にカシャカシャと音が鳴ります。
- 字を書いているとき
- ペンを置く時
- 持ち変える時
- 色を変える時
ほぼ全てのシーンで、ペンを動かすと音が鳴ります。
人によってはこのカシャカシャ音は気になるかも。
振り子式は中に入っている振り子が動く構造をしているため、音が鳴ってしまうのは避けられないようです。
音が気になる人、あるいは静かな場所で使う方は、使うシーンに合わせて使うペンを変えるか、振り子式でない多機能ペンを探した方が良いです。
クリップ部分が固くて胸ポケットに刺しにくい
クリップ部分が可動式ではないため固いです。
スーツのポケットにしまう際や、手帳やノートにクリップで留める際、可動式でないためクリップを広げる力が少し要ります。
特に私の場合、スーツの胸ポケットに挿すことが多く、クリップを広げる手間が発生しているので多少気を遣います。
純正リフィルは書き味が良くない
最初は純正リフィルが入っていますが、純正はあまり書き味が良くありません。
私は普段パイロットの「アクロインキ」を好んで使っています。
やはり比べると滑らかさや文字のかすれの少なさから、アクロインキに軍配が上がります。
書き味については好みの影響も大きいです。
もし純正が好みでなければ「D1規格」の中から好きなリフィルを選べば解決するため、そこまで大きな問題にはなりません。
まとめ スリムでかっこいいけど文房具にこだわりがある人向け
今回は伊東屋の文房具ブランド「ロメオ」の多機能ペン「Romeo No.4」をご紹介しました。
使い始めて1年経った今でも、デザインと使いやすさでお気に入り1本です。
5,500円という少し高めの値段設定からわかる通り、万人におすすめというより文房具にこだわりがある人向けかなと思いました。
ロメオ No.4の魅力と気になった点をまとめます。
魅力と特徴
- 化粧箱:黒一色の落ち着いた箱でプレゼントにも◎
- 牛革クロコ型押しグリップ:あまり派手過ぎず黒一色で高級感と統一感がある
- ノック部分:振り子式で「3色+シャーペン」の割にスリムで軽い
- 替え芯:純正よりも「D1規格」のアクロインキがおすすめ
気になったところ
- カシャカシャ音がする
- クリップ部分が固くて胸ポケットに刺しにくい
- 純正リフィルは書き味が良くない
購入までに色々な多機能ペンを比較しましたが、ここまで細身でスタイリッシュなデザインの多機能ペンは他に見つかりませんでした。
気になった点もありますが、軽くてスリムで実用性も兼ね備えており、使っていて気分が上がる最高のデザインでおすすめです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
この記事があなたの参考になれば嬉しい限りです。
以上
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